川崎市 卸売市場経営プラン改定へ基本的な考え方

神奈川

北部市場。PFI事業により再整備する

 川崎市経済労働局は、「川崎市卸売市場経営プラン」の改定に向けて、基本的な考え方の案をまとめた。11月には経営プラン案を公表し、パブリックコメントの手続きを経て、2026年3月に改定する予定だ。  市内には、青果や水産物、花卉(かき)を扱う卸売市場として、宮前区に中央卸売市場北部市場が、幸区に地方卸売市場南部市場がある。南北市場ともに施設の老朽化が著しいため、北部市場ではPFI事業による機能更新を実施する。南部市場は、再整備の事業手法や施設規模などを検討している段階だ。  次期経営プランの計画期間は、26~37年度までの12年間。卸売市場の基本的な役割を踏まえつつ、市場の機能の持続的な発展を図るための方針や方向性、市場運営の在り方などを定める。  南北市場は、物流拠点のみならず、災害時の供給拠点や食文化の発信など、複合的な社会的機能を発揮させる方針だ。北部市場では機能更新を段階的に進め、南部市場では老朽化を解消するとともに多機能型市場としての整備を検討する。  南部市場の再整備については、7月23~8月8日にサウンディング型市場調査を実施。デベロッパーやゼネコン、設計業者など10数社が参加した。大半の企業から「全面建て替えによる再整備がいいのではないか」との提案があったという。サウンディング調査結果は9月中にまとめて公表するとした。  それぞれの所在地は、北部市場が宮前区水沢1ノ1ノ1、南部市場が幸区南幸町3ノ126ノ1。