都 辰巳一丁目団地第4―1期の整備 基本設計は翔設計
東京
東京都は都営辰巳一丁目団地の第4―1期整備に伴う基本設計の委託先を翔設計(渋谷区)に決めた。プロポーザル方式で選定し、9月1日に同社の提示した3750万円の見積金額を採用。既存する都営住宅の15棟を除却して7棟650戸程度の新たな住棟を建てる計画で、2026年3月6日までに成果を得て後続の実施設計などに備える。
辰巳一丁目団地は辰巳一丁目アパート(江東区辰巳1ノ8他、約13・8㌶)を建て替えて整備する。1967~69年度に完成した87棟3326戸のうち、2・3・8・9街区の4街区(約9・8㌶)に立つ60棟2087戸を建て替えの対象とし、4期に分けて2032年度までに17棟2950戸程度の新たな住棟(A~Q棟)を建てる。
基本設計を開始する第4―1期では、8街区 に既存する27~31号棟、35~41号棟、44~46号棟の合計15棟を除却。その跡地にL棟、M―1~3棟、N―1~3棟の11~14階建て7棟650戸程度を建設する。
「都営辰巳一丁目団地建替事業」の環境影響評価の変更届(22年3月)によると、第4―1期の整備スケジュールは既存住棟の除却を26年度第4四半期~27年度第2四半期、新住棟の建設を27年度第4四半期~31年度第2四半期に進める予定だ。