三木市 吉川地域小中一貫校の基本計画をプロポで10月

大阪
 兵庫県三木市は、吉川小学校と吉川中学校を統合して設置する施設一体型小中一貫校建設の基本計画策定に向け、事業者を選定する公募型プロポーザルを10月にも公告する。9月補正予算で、基本計画策定業務に係る費用として2025~26年度の債務負担行為に上限1800万円を設定する。  基本計画では、7月に策定した基本構想に基づき、施設の規模や配置、概算費用などを具体的に示す。基本計画策定後、2026~27年度にかけて基本・実施設計、28~29年度に建設工事を行い、30年度の開校を目指す。  建設地は27年3月に閉校する吉川高校(吉川町渡瀬300ノ12)。敷地面積は約4万5000平方㍍。1974年に建設された同校の校舎は築50年を超えているため、利活用については今後、改修もしくは建て替えを検討する方針だ。  基本構想では、整備方針や学校用地、整備スケジュール案などを示した。校舎などの規模は特別支援学級を含む小学校8学級と中学校5学級を想定しており、設計段階で必要な延床面積を決定する。主な教室施設は普通教室、特別支援学級教室、理科室や音楽室などを含む特別教室、図書室など。この他、運動場、体育館、低学年用運動場などの運動施設や、学童保育施設、給食調理室、バスロータリー、バスドライバー待機所などの付帯施設を設ける。  新校舎は、ユニバーサルデザインに配慮するとともに、バリアフリー施設として整備する計画。また、外壁や窓の高断熱化、高効率照明や高効率空調機などを導入し、省エネルギー化により維持管理費の縮減を目指す。