四国地整 若手技術者に補助技術者配置可能に 業務の総合評価で採用

四国
 国土交通省四国地方整備局は、2025年10月期の総合評価落札方式の実施方針をまとめた。業務では、次世代の担い手確保・育成を目指し、実務経験が10年以上20年未満の人を管理(主任)技術者として配置する場合、補助技術者1人を追加配置可能にした。補助技術者は担当技術者として配置し、初回と成果納入時の打ち合わせには、管理技術者とともに必ず出席させることを求める。全ての総合評価落札方式で採用する。  配置予定技術者の評価は、管理(主任)技術者に替えて、補助技術者の評価値を採用する。ただし、管理(主任)技術者が46歳以上の場合や、補助技術者の経歴・実績の提出がない場合は、管理(主任)技術者の評価値を採用する。  業務関係では、一括審査方式の試行についても対象案件を見直す。これまで簡易公募型のみで試行していたが、一般競争入札(業務能力評価型)を追加する。支出負担行為担当官が同一で、業務の目的・内容かつ技術力審査・評価の項目が同じ、規模(金額)が同程度で多数の参加希望者が見込まれるといった条件をすべて満たす業務が対象となる。  直轄の業務実績がない地域コンサルタントの受注拡大を目的に試行している「チャレンジ型」については、総合評価落札方式(簡易型)を対象に、企業・技術者の業務実績、表彰の評価をしないよう見直す。  ワーク・ライフ・バランスを推進する企業の評価については、えるぼし、くるみん、ユースエールのいずれかの法令に基づく認定を受けている企業の配点を1点から0・5点に変更する。合わせて女性活躍推進法の行動計画での加点評価は取り止め、工事関係では、施工能力評価型Ⅱ型のみ0・5点を加点評価する。  工事では、4月より拡充している週休2日制(発注者指定方式)の拡大を実施方針に組み込んだ。本官工事は土日祝を休みとする完全週休2日、分任官工事は土日休みの完全週休2日としている。