名高速 南海トラフ防災訓練 放置車両の移動など

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放置車両の移動訓練

 名古屋高速道路公社は8月28日、南海トラフ地震を想定した防災訓練を船見基地(名古屋市港区)で行った。  同訓練は、南海トラフ地震が発生し、一般車両が放置されることや、道路損傷(路面の段差および開き)が発生している状況を想定し、緊急車両の通行ルートを早期に確保するまでの応急復旧作業を実施した。  訓練には、同公社、交通管理隊、土木維持業者の計23人が参加した。放置車両の移動では、各タイヤに一台ずつジャッキを設置し、車両を路面から浮かせて人力で移動させる訓練=写真=を実施。また、桁と桁の間にある伸縮装置が地震の揺れで段差と開きが同時に生じた場合を想定し、人力で軽量渡し板、軽量段差修正材、軽量土のうなどを設置して段差等の応急復旧をする訓練を実践した。