海老名市 文化交流拠点本年度に設計

神奈川
 海老名市は、(仮称)文化交流拠点整備事業第1期基本計画を策定した。事業手法はPFI/PPPやDB方式など指定管理方式も含め、適切な手法を検討しており、本年度は発注支援業務を委託する他、商工会館の解体工事、建築設計に着手する。9月補正予算案には事業費(2025~29年度継続)として57億6000万円を計上した。  文化交流拠点整備事業は、文化会館や中央図書館のある文化ゾーンの課題を整理し、文化発信の拠点エリアとするため文化交流拠点を整備する。基本構想を2021年3月に策定。拠点整備は2期に分けて行い、第1期では商工会館を解体し、野外ギャラリーの土地と合わせて総合福祉会館や商工会館などの機能を集約した施設を整備する。  建設地は文化会館から南のめぐみ町内、2000平方㍍。施設は鉄筋コンクリート造7階建て延べ4400平方㍍。1階に市民ギャラリー、2階に野外ギャラリー、4階に福祉活動拠点、5階に商工会館などを配置する。  総額57億6000万円の継続費の内訳は、本年度1900万円、26年度1億0900万円、27年度13億1900万円、28年度37億7300万円、29年度5億4000万円。予算承認後、本年度内に発注支援業務と建築設計を委託する。商工会館の解体工事は商工会議所が12月頃に実施予定。  また、野外ギャラリーと商工会館の間にある市道1889号線は、現状のクランク道路を道路構造令の基準に合う線形に改良、幅員2・5㍍の歩道を両側に整備する。9月補正予算案に道路線形の見直し、既存道路に埋設された下水道施設移設の設計費1980万円を計上しており、設計業務委託を10月に公告する。