香川労働局 建設業求人数は2カ月ぶり増
四国
厚生労働省香川労働局がまとめた7月の香川県内雇用情勢によると、全産業の新規求人数は8263人で、前年同月と比べ2・2%増加した。増加は2カ月連続。このうち建設業は1・9%増で2カ月ぶりに増加した。同局は建設業について「求人提出時期のずれ」を増加の要因と見ている。
産業別で見ると、製造業、宿泊業、飲食サービス業などで増加し、卸売業・小売業、医療・福祉などで減少した。
パートを含む新規求職者数は3394人で前年同月より0・4%増加した。増加したのは2カ月連続。一般求職者に限定すると15カ月ぶりの増となっている。職業別常用有効求人倍率を見ると、建設・採掘の職業は5・38倍だった。
全産業の有効求人倍率(季節調整値)は1・49倍で前月より0・01ポイント上昇した。正社員の有効 求人倍率(原数値)は1・21倍で前年同月を0・05ポイント上回った。雇用情勢は「求人が求職を上回って推移しており、緩やかに持ち直しているものの、今後も物価上昇などが雇用に与える影響に留意する必要がある」との判断を据え置いた。