天神町10番地区再開発着工27年冬完成へ

岡山

天神町10番地区再開発ビル完成イメージ

 【岡山市北区】岡山市天神町10番地区市街地再開発組合は9月2日、関係者を集めて現地で施設建築物新築工事着手の起工式を行った。特定業務代行者の鴻池組・穴吹興産JVの施工で14階建て高層ビルを建設、1~2階に広場や観光拠点「しろしたリンク」を始め、店舗6店、オフィス3拠点を設ける他、3~14階には「アルファガーデン岡山城下」分譲マンション145戸を配置する。総事業費約70億円を投じて2027年第3四半期の完成を目指す。  岡山市北区天神町10番地区第1種再開発事業は、敷地面積約2200平方㍍に鉄筋コンクリート造14階建て延べ約1万6800平方㍍の高層ビルを建設し、城下交差点付近という岡山カルチャーゾーン入り口の好立地を活かし、地域住民と来街者が集いにぎわう交流拠点を創出する開発となっている。  低層階の店舗・オフィスについては、現在、入居予定者と交渉中。マンション部分は1LDK20戸程度、2LDK30戸程度、3LDK90戸程度、4LDK1戸で総戸数145戸。28年1月ごろに入居開始を想定している。敷地内の一部約150平方㍍には、郵便局が7月に新設されている。