オープンハウス 相模原市などで賃貸戸建てを開発

神奈川

開発する「Kolet」。ケネディクスが累計2万戸を目標に展開する

 オープンハウス・ディベロップメント(東京都千代田区)は、ケネディクス(東京都千代田区)の賃貸一戸建て住宅ブランド「Kolet(コレット)」の物件を首都圏の郊外部で開発する。神奈川県内の開発エリアは相模原市や厚木市、海老名市など。累計2万戸とする「Kolet」の供給目標を達成するため、積極的に用地を取得する考え。  「Kolet」は、ケネディクスが展開する賃貸一戸建て住宅。木造2~3階建ての規模で、エアコンや鍵などの遠隔操作ができるIoT機器を充実させている。完成後にはファンドを組成して投資家に売却する。  ケネディクスではこれまで累計約3500戸の供給実績がある。賃貸一戸建て住宅市場はライフスタイルの多様化などにより拡大傾向にあると分析。首都圏の潜在的な市場規模は100万戸とみて、将来的な供給目標を2万戸に設定している。  展開に当たっては複数の一戸建て住宅の開発事業者と協力している。オープンハウスグループではすでにホーク・ワン(東京都杉並区)、メルディア(東京都新宿区)の2社が開発を手掛けてきたが、開発を加速させるためオープンハウス・ディベロップメントと協力体制を築くこととなった。  オープンハウス・ディベロップメントは用地の仕入れから建築までを担当。都心や駅に近い立地ではローンを組んで分譲一戸建て住宅を購入した方が月当たりの費用を抑えられる傾向にあることから、郊外部の土地を中心に仕入れる考え。県内では相模原市や厚木市、海老名市などが対象となる。