ヨーカドー安城店 26年2月に閉店

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 【愛知県安城市】イトーヨーカ堂(東京都品川区南大井6ノ27ノ18)は、安城市住吉町の「イトーヨーカドー安城店」を、2026年2月15日の営業をもって閉店すると発表した。アメリカの投資ファンド傘下に入った親会社のヨーク・ホールディングス(HD、同)は、9月3日に開いた戦略説明会で店舗体制を再編する考えを示しており、今回の閉店はその一環と思われる。後利用の方針は明らかにしていないものの、名鉄・新安城駅に近いおよそ3万6000平方㍍の土地の活用には、注目が集まりそうだ。  店舗の所在地は、安城市住吉町3ノ1ノ8。新安城駅南口から、約250㍍に位置する。一帯の用途地域は商業地域。建ぺい率は80%、容積率は400%。  安城店の閉店後、愛知県内におけるヨーカ堂の店舗は赤池店(日進市)と知多店(知多市)の2カ所となる見通し。  ヨークHDは戦略説明会の中で、2030年までにヨーカ堂により10カ所での新規出店を目指すとした。同社の展開は、これまでの総合スーパーから食品スーパーへと転換。既存の総合スーパー92店舗のうち約7割の店舗を対象に、2階以上のフロア構成を見直すとした。食品スーパーに関しても、今後3年に50店舗以上で改装を実施する方針。HD全体の投資規模は、今後3~5年間で数千億円規模となる見込みを示している。