技研製作所 インド市場への事業を拡大

四国

FSCPLと連携体制を構築

 技研製作所(高知市)は、インド市場での事業展開を拡大するため、現地のプレキャストコンクリート製造会社「Fuji Silvertech Concrete Private Limited(FSCPL)」と連携体制を構築した。FSCPLと技研製作所が強みとする圧入技術を組み合わせ、建設プロジェクトの計画段階から技術提案を行う。  インドは港湾、下水道、道路、鉄道などインフラ整備を国家的な重点施策に位置づけ、2025年度のインフラ予算は約20兆円と過去最大規模に達している。急速な都市化による施工環境の制約や環境負荷低減への対応が求められる中で、無振動・無騒音、省スペース施工といった特徴を持つ圧入技術が活躍できる場面は多いという。  FSCPLは日印合弁企業として、ボックスカルバートや排水溝などインフラ整備に必要なプレキャスト製品を製造販売している。大都市圏では施工時の騒音や振動が課題となっており、圧入技術を導入することで環境に配慮した工事が可能となる。