鍋横区民活動Cの工事スケジュールを変更
東京
中野区は、「鍋横区民活動センター等」の移転整備で 、当初の工事スケジュールを変更することにした。建設業における働き方改革への対応で「猛暑対策」として作業しない日数を工期に追加したことや、自転車駐車場の工事内容と使用時期などを変更した結果、従前より3・5カ月程度の工期延伸を決めた。これにより、新施設の開設はこれまでの2028年3月から29年7月ごろにずれ込む。
既存施設の老朽化に伴う再整備として計画する事業。これまで、コインパーキングや自転車駐車場などとして暫定利用してきた、鍋屋横町通りに面した区有地と、その奥にある「区民活動センター分室」を解体して新たな施設の建設地を確保、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ約2585平方㍍の新施設を整備する。
地階から地上5階までの6フロアに区民活動センターを配置する他、地下1階には多目的ホールも配置。卓球などの軽スポーツができるようにする。また、1階にはホールや事務室、カフェコーナーなど、2階に地域包括支援センターを置き、介護保険制度の案内や要介護認定申請の受付などの業務を行う。さらに、新たな施設の一部を鍋屋横丁交番のスペースに充て、青梅街道沿いにある現交番を移転させる。工期延伸に伴い総事業費の増加も見込まれるが、詳細は未定。
現在、実施設計を佐野建築研究所(渋谷区)が担当しており、25年度内の完了を見込んでいる。26年度はまず、6月に分室を閉鎖、翌月から分室の解体に着手する。既存解体と本体の建築は一括で発注する予定。
建設場所は本町4ノ44で敷地面積は1087平方㍍。