瀬戸内市 前島海底送水管の更新工事へ

岡山
 瀬戸内市は、前島海底送水管の更新工事を計画している。2026年度の当初予算または補正予算に工事費を計上し、時期は未定だが同年度にも工事を発注する予定。予算確保には国の防災・安全交付金を活用する見通し。  施工場所は牛窓町牛窓地先。同送水管は、前島へ水を供給するために海底に1本のみ通っている水道管。1985年に敷設されており、老朽化しているため更新工事を行う。施工延長は約363㍍。口径については、需要数の減少を考慮して既設の150㍉から100㍉に縮小する。  詳細設計や測量調査などはアクアプランニング(岡山市北区)が担当し、26年3月27日までの履行期間で進めていく。  前島は居住人口約100人の島。水源となる福山浄水場から、前島海底送水管を通り島内のポンプ場へ配水し、前島配水池から各地域へ給水している。