総社市は、旧維新幼稚園・旧維新小学校跡地の活用に関するサウンディング型市場調査の結果を公表した。４事業者から提案があり、地域福祉や教育・文化・国際交流の複合拠点などの活用アイデアが寄せられた。市では今後、地域の意見をヒアリングするとともに跡地活用の方向性を集約し、公募条件を整理・検討して跡地活用に関するプロポーザルを実施する方針でいる。 　旧維新幼稚園・旧維新小学校跡地は、総社市原に位置しており、幼稚園には敷地面積約１５７２平方㍍に鉄骨造平屋３３１平方㍍の園舎があり、小学校には敷地面積約１万０６４１平方㍍に鉄筋コンクリート造３階建て延べ約２２５１平方㍍の校舎、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造平屋約８７３平方㍍の体育館、鉄骨造敷地約６９５平方㍍のプール施設がある。 　４事業者からの提案は、「地域福祉や教育・文化・国際交流の複合拠点」、「ワイン醸造所と児童公園」、「簡易宿泊所やレンタルスペース・カフェ・ＲＶパークなど複合施設」、「放課後デイサービスとして自然体験・地域交流・心理的ケアなどを融合した支援拠点施設」となっており、それぞれの施設内容に応じた活用手法や事業想定スケジュール、施設整備・改修内容、地域活性化の方策や地域コミュニティーとの関わり、市に期待する支援などの内容が提案されている。 　さまざまな提案内容となっているため、地元地域の意見を聞きながら必要性の高い施設用となどの方向性を調査し、公募条件などを市内部で検討し、跡地活用のプロポーザル手続きに着手したい考えでいる。現時点で実施時期は未定だが、ヒアリングを早期に実施する予定。