横浜市 花博の仮設建材、公共施設への再利用策を検討
神奈川
横浜市建築局は、GREEN×EXPO2027の仮設建築物で使用した建材を公共施設へ再利用する。公園・学校施設の内装をはじめ、幅広い活用策を探りたい考え。活用の可能性や手法を具体化するため、検討業務の委託先を10月8日に開札する公募型指名競争入札で決める。2026年3月27日までの履行期限で成果を得る。
27年に開催予定のGREEN×EXPO2027(国際園芸博覧会)で整備する仮設建築は、国産木材を積極的に活用してリユース、リサイクルする「GREENサーキュラー建築」の実現を目指している。
解体時の廃棄物を抑制し、環境負荷の低減や資材の有効活用につなげる取り組みで、建材(木材)を公共施設の内装や什器などに再利用することを検討。今回委託する業務の中で、具体的な手法を整理する。
公共施設へ再利用する場合に基本設計をまとめる際の再利用方法や留意事項、加工方法を整理。
その上で、公共施設での活用案について、さまざまなバリエーションを立案する。公園トイレや公園管理施設、学校施設の内装と什器、公園のベンチや遊具といった利用を想定。さらに多用かつ柔軟なアイデアの提案を求める。
