神戸市 海軍操練所跡に歴史展示施設を整備

大阪

海軍操練所跡の展示施設整備イメージ

 神戸市は、江戸幕府が幕末に設置した「海軍操練所」跡に、展示施設や広場などを整備する。本年度は埋め戻した石積み防波堤を再掘削する業務を10月にも外注する他、展示施設などの設計を委託する。  再掘削業務を本年度中に終え、2026年度に展示施設などの整備を実施する。神戸港開港160年に合わせて27年春の供用開始を目指す。  計画では、休憩所を兼ねた展示室、復元した防波堤を高い位置から見学できる視点場、防波堤の形状を表現した舗装、再現した灯台(神戸燈竿)を整備する。  対象地の面積は1668平方㍍。所在地は中央区新港町16番地。  海軍操練所跡は、再開発が進むウオーターフロントエリアで発見された石積み防波堤などの遺構。本格的な土地利用までの暫定施設として、歴史を知ってもらうための展示施設と休憩施設などを整備する。