静岡空港の駐車場冠水 知事「全て想定した対策難しい」
静岡
9月5日に静岡県に接近した台風15号で、静岡空港(牧之原市)の第5駐車場の一部で数㌢~1㍍程度の冠水が発生し、とまっていた車約300台が浸水した。9月8日の定例記者会見で対策工事について問われた鈴木康友知事は「時間当たりの基準と合わせて、例えば10分間に雨が集中的に降るなどさまざまな想定外のことが生じる時代になった」とし、「全てを想定した対策工事は難しい。国と調整する中で今後の対応は検討したい」と述べた。
駐車場は時間110㍉という国の基準に沿って設計されていたが、今回はそれを越える雨量があった。
駐車場の一部冠水について、同空港の運営会社は「想定を上回る降水量によるものだが、駐車場管理者として事態を重く受け止めている」としつつ「天災地変や不可抗力による損害は免責事項のため、補償はできない」旨の立場を示した。