横浜市 山下ふ頭再開発へ市民検討会を設置 27日に初会合 

神奈川
 横浜市港湾局は山下ふ頭の再開発を巡り、市民検討会を立ち上げる。無作為に抽出した市民による現場見学やグループワークの場を設け、計画の具体化を図りたい考え。9月27日に市庁舎で初会合を開く予定だ。再開発のスケジュールとしては、2025年度中に事業計画案をまとめ、26年度ごろの事業化を目指している。  山下ふ頭の再開発に向けては、事業計画を策定するに当たっての「基本的な方向性」を6月に公表。旅の目的地となるような緑と水辺空間がある拠点をつくり、市域全体の活性化と経済成長に寄与する開発を目指すなどの内容を盛り込んだ。  市民検討会では9~12月にかけて全5回の会合を開き、この方向性について新しい視点やアイデアを募る。  参加者は住民基本台帳に登録されている16歳以上の市民から無作為に抽出。5000人に参加依頼文を送付した中から年別・性別・居住区を考慮して抽選で36人を選んだ。  今回の再開発は民設民営を視野に入れているため、市民検討会での議論と並行して、民間事業者へのサウンディング調査も実施する予定。幅広い意見を取り入れて、事業計画案に反映させる。