香川県の8月景況は判断 公共工事の請け負い金額が前年同月を上回る

四国
 香川県は、「持ち直しの動きが続いている」と景況判断した8月分の地域情勢を公表した。同様の判断は5月から4カ月連続。建設関係の指標が含まれる投資の項目に関して、7月は公共工事の請け負い金額が前年同月を上回ったが、新築住宅着工戸数と建築着工床面積は前年同月を下回った。  7月の公共工事の請け負い金額の総額は、107億3500万円。前年同月比13・8%増加となる。本年度の累計は、前年同月比12・8%減の420億7900万円。  住宅は新たに296戸が着工した。持ち家や貸し家が減少したものの、分譲住宅が増加。前年同月比は22・9%減となった。建築着工面積は、前年同月比46・6%増の8万2140平方㍍。住居用が減少したが、非住宅用が増加した。  この他、企業倒産件数(8月分)は5件発生。前年同月と同水準となる。負債総額は4億9500万円で、前年同月差は2億1200万円の減少。7月の有効求人倍率は1・49倍で前月より0・01ポイント上昇。全国では第5位となった。