兵庫県 下水道管理特別重点調査結果を公表
大阪
兵庫県は、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けて実施した、流域下水道管路の特別重点調査結果をまとめた。即座に管路が破損する恐れのある箇所は見当たらなかったものの、速やかに対策が必要と判定された管路が1㌔あり、1年以内に管路補修を実施する。
調査対象は、管径2000㍉以上で敷設から30年以上経過した下水道管路。兵庫県管理分41㌔のうち優先実施箇所16㌔について、8月までにテレビカメラにより管路内を調査した。
調査結果で緊急度Ⅰが1㌔、緊急度Ⅱが11㌔あり、残る4㌔は対策不要と判断された。
緊急度Ⅰと判定された管路は、原則1年以内に対策を実施。緊急度Ⅱは応急措置を行い、5年以内に対策を施す。
優先実施箇所は、猪名川流域下水道の右岸第一幹線、武庫川下流流域下水道の右岸第一幹 線と武庫川幹線、武庫川上流流域下水道の三田幹線他、加古川上流流域下水道の神戸幹線や西脇幹線他が対象となる。
優先実施箇所以外となる25㌔の下水道管路調査については、2026年2月までに完了させる。
