藤枝市 26年度 GISを活用した道路維持管理システムを導入

静岡
 藤枝市は9月9日、藤枝市議会定例月議会でGIS(地理情報システム)を活用した道路維持管理システムを2026年度に導入する方針を明らかにした。山根一議員(無会派)の一般質問に北村正平市長が答えた。  来年度から導入するGISを活用した道路の維持管理システムは、写真を含めた損傷箇所の通報を、すぐに地図上でデータ化できる他、損傷情報が蓄積され、修繕した年月も可視化されるため予防対策につながる。  道路や河川、農地など複数の情報を「統合型GIS」として、地図データ上に一元的に管理し、災害時にはSNSや気象情報など、さまざまな情報をAIでリアルタイムに解析する「SPECTEE PRO」を用いて、より適切で速やかな災害対応が可能となる。  市民や事業者が地理情報を簡単に確認できる「公開型GIS」として、通報から修繕までリアルタイムで公開する。市では、建設業とはスピード感のある円滑な連携によって、より密な関係を築けると考えている。