「都市公園」を「稼ぐ都市公園」に アイデア募集

静岡
 静岡県は、七つの「都市公園」を「稼ぐ都市公園」に変えるアイデアを10月2日まで募集している。対象は▽草薙総合運動場(静岡市駿河区栗原19ノ1)▽遠州灘海浜公園(石人の星公園、浜松市中央区江之島町1706)▽愛鷹広域公園(沼津市足高202)▽富士山こどもの国(富士市桑崎1015)▽小笠山総合運動公園(袋井市愛野2300ノ1)▽吉田公園(吉田町川尻4036ノ2)▽浜名湖ガーデンパーク(浜松市中央区村櫛町5475ノ1)。  近年、都市公園の老朽化に伴い維持管理・運営が厳しい状況となっていることから、民間事業者が公園にカフェなどの収益施設を設置し、収益の一部を公園内の広場や園路などの維持管理に充てる等、民間事業者の優良な投資やノウハウにより、魅力ある公園へと生まれ変わっている事例がある。  そこで、静岡県営都市公園でも、眠っているポテンシャルを引き出し、皆が訪れたくなる公園に変えるため、事業者のノウハウを生かしたアイデアを募る。応募資格は法人、または複数の法人で構成されたグループ。  アイデアは、交通基盤部都市局公園緑地課ホームページの公園ごとのフォームから答える。  主な設問に▽県営公園の印象(魅力・改善点)▽魅力向上に向けたアイデア▽既存施設の有効活用が期待されるサービスや新たな施設の整備(誘導)▽自ら運営が可能なサービス▽公園の事業手法と維持管理・運営▽財政負担のあり方▽事業実施上の効果・課題▽事業への関心度―などを設けている。  新たな施設の整備(誘導)を想定した場合の事業方式への設問では①包括的民間委託②指定管理者制度③設置・管理許可制度④公募設置管理制度(P―PFI)⑤PFI(BTO、コンセッションなど)―の事業手法を挙げ、有効性を聞いている。