練馬区 大江戸線延伸の事業化に向けた調査 プロポ開始

東京
 練馬区は、都営地下鉄大江戸線の延伸地域約780㌶を対象に延伸後のまちの姿を示す「大江戸線延伸―沿線まちづくりデザイン―」の策定に向けて、支援業務を行う事業者をプロポーザル方式で選定する。参加申込書と企画提案書を10月20日まで受け付け、各審査を経て11月25日までに審査結果を通知する。  2025年度の概算経費は591万円(税込み)。成績評価が良好な場合は最長で3年の随意契約を結ぶ。  大江戸線延伸後のまちの姿を示すため、これまでのまちづくりの経過に加え、 駅前空間の整備内容などの新たな要素を取り入れた「大江戸線延伸-沿線まちづくりデザイン-」を26年10月に策定する。これに備え25年度は、大江戸線沿線と土支田駅、大泉町駅、大泉学園町駅のこれまでのまちづくり成果を整理。加えて、新駅開業を見据え、駅前空間の具体化に向けた駅へのアクセス道路、駅前広場、駅の出入口などに対する地域住民の意向を把握するアンケートを実施し、結果の集計・分析・とりまとめを行う。26年度はオープンハウスの企画立案や運営を行い、オープンハウスでの内容を踏まえて「大江戸線延伸―沿線まちづくりデザイン―」の作成などを行う。  大江戸線の延伸の事業化に向けて東京都が23年3月に設置したプロジェクトチームでの24年3月までの検討では、区の財政負担と鉄道施設整備への協力を行うなどの一定条件のもと試算したところ、課題だった収支採算性が確保できる見込みが得られたとしている。