三重県 くわな特別支援学校に新棟建設

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 三重県教育委員会は、北勢地域の特別支援学校西日野にじ学園の通学時間短縮、狭あい解消に向けてくわな特別支援学校の敷地に新棟整備を検討することとなった。現在のところ、仮設校舎の建設や既設厨房の拡張から始め、計3期に分けて工事を進める考え。実施時期は調整中。  くわな特別支援学校(桑名市東方尾弓田1073)の敷地内(面積2万1609平方㍍)に、第1期工事として2階建て延べ面積1500平方㍍程度の仮設校舎と渡り廊下を建設し、既設厨房の拡張、駐車場や屋外教育施設といった屋外に必要な施設を整備する。  第2期工事では3階建て延べ面積3000平方㍍程度の新棟と渡り廊下を整備するとともに、引き続き屋外施設の設置工事を行う。第3期工事では、2期で新築した新棟が共用を開始した後、仮設校舎を解体する。  規模やスケジュール、事業費などの検討に関しては前野建築設計(津市)が業務を受託し検討している。業務では、土地利用計画や建築計画、概算工事費の算出、事業スケジュールの検討を行う。配置計画は3案以上の提案を求める。  施設内容としては、仮設校舎に知的障害のある児童生徒用の普通教室、食事室、職員室、トイレを設ける。新棟には、同様の普通教室とともに、プレイルーム、職員室、教材庫、トイレなどを設置する。