きんでん きんでん学園の移転先を決定

大阪
 【箕面】きんでん(大阪市北区本庄東2ノ3ノ41)は、西宮市内に所有する基幹教育施設のきんでん学園の移転・建て替え計画について、箕面市内の関西電力総合運動場の敷地の一部に移転することを決定した。敷地は既に購入済み。工事は関電不動産開発(大阪市北区中之島3ノ3ノ23)が建築主として進めており、竣工後の建物を取得する売買契約を結んでいる。新築工事は9月に着工済み、2027年度中の竣工と引き渡し、開所を目指す。  新築工事の設計は日建設計(大阪市中央区瓦町3ノ6ノ5)と日本工営都市空間(大阪市中央区北浜2ノ6ノ26)、施工は大林組(大阪市中央区北浜3ノ5ノ29)が担当。  移転後のきんでん学園の延べ床面積は5万0135平方㍍。教育実習棟や宿泊棟に加え、体育館や屋内配電実習棟の4棟で構成する。また、30年度の完成を目指して地域開放型グラウンドの整備も計画している。  建設地は箕面市粟生新家4ノ766ノ1他(地番)で、敷地面積は6万5627平方㍍。大阪モノレール豊川駅の北西約1㌔に位置する。敷地面積は30年度には現在の施設と比べ、約6倍となる見込みだ。  同計画はきんでん学園の創立80周年記念事業の一環として行われる。また、きんでんは26年度までの中期経営計画の中で、「人材を軸とした成長戦略」を推し進めており、人材育成の面で大きな役割を担っていた同施設の移転・建て替えを進め、伝統の教育方針を継承しつつ、時代に即した教育環境を整備していくとしている。