焼津市立総合病院建て替え 病床数350床程度に縮小

静岡

新病院建設地の現状

 焼津市は、焼津市立総合病院の建て替えで、人口減少や資材高騰の影響により、新病院の病床数を現在の83%に当たる350床程度に縮小することを明らかにした。また、縮小する病床数に合わせ、本年度中に基本設計の見直しに着手し、建物の規模などを再検討することも明かした。9月18日の市議会9月定例会で、内田修司議員(凌雲の会)の質問に市長、病院事業管理者、病院事務部長が答えた。  新病院の病床数は、2017年に策定した基本計画で450床を予定していたが、新型コロナウイルスや物価上昇の影響で423床に縮小した経緯がある。今回、建設費の高騰などにより、再度計画の見直しとなり、3万8250平方㍍としていた延べ床面積など新病院の規模を再検討する。開院は30年以降となる。  建設地は、現焼津市立総合病院の隣接地で職員駐車場とその周辺。免震構造、耐震構造とし、LED照明や高効率の空調を整備するなど「ZEBオリエンテッド」の認証を取得する予定。  基本設計は梓設計(東京都大田区)が担当した。