堺市 2024年度の建設工事落札率は89・05%

大阪
 堺市は、2024年度に契約を締結した建設工事の平均落札率をまとめた。全体の件数は282件で、平均落札率は89・05%。23年度と比べ、0・22ポイント減少した。工種別では電気と舗装が増加したが、土木と建築、管、造園、その他が減少となり、全体の落札率は減少に転じた。  平均落札率を工種ごとに見ると、土木(25件)が85・66%、建築(41件)が90・33%、電気(23件)が90・03%、管(33件)が91・39%、舗装(61件)が89・36%、造園(10件)が87・21%、その他(64件)が89・13%などとなった。  土木は21年度に84%台に落ち込んだものの、22年度以降は85%台で推移。建築は23年度と比べ、1・58ポイントと減少幅が最も大きかったが、90%台に踏みとどまった。  電気と舗装は過去5年間で落札率が上昇傾向にあり、特に電気は24年度に90%台に乗った。管は工種別で最も高い落札率となった一方、造園は22年度に90%台となった以外87%台が続いている。