東京建物と阪急阪神不 箕面市の複合マンションの新築に着手

大阪
 【箕面】東京建物と阪急阪神不動産が事業協力者として参画する「みのおサンプラザ1号館」の再生事業において、共同住宅と公共施設、店舗が一体となる定期借地権付き複合マンションの新築工事に着手した。2028年2月の竣工を目指す。同事業は「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」が定める「マンション敷地売却制度」を活用する関西圏では初めての事例となる。  複合マンションの規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上11階建て延べ約1万7368方㍍で、1~3階は大部分を箕面市が再取得し公共施設や店舗などが入居。箕面市の玄関口にふさわしいにぎわい創出の核拠点として、地域交流や観光交流など駅周辺の活性化に貢献する施設を整備する。4~11階は全戸トランクルーム付きの3LDKを中心とした住戸を109戸設ける。  現・みのおサンプラザ1号館の所在地は箕面市箕面6ノ1(地番)の敷地面積(建築敷地)約2941平方㍍。1979年竣工で、建物や設備の老朽化が進み、耐震性能が不足していることから再生を検討していた。  設計はIAO竹田設計(大阪市西区西本町1ノ4ノ1)、施工は大末建設(大阪市中央区久太郎町2ノ5ノ28)が担当。