東京で解体工事施工技術講習を開催 今後、全国11都市で実施
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講習の様子
全国解体工事業団体連合会(全解工連)は9月25~26日、東京都内で「解体工事施工技術講習」を実施した。1日目が法規編、2日目が施工編の講習となり、75人が受講した。今回の東京会場を皮切りに全国12会場で開催する。
法規編の講師を担当した技術・安全委員の杉田竜司氏は「解体工事は建設業法、建設リサイクル法、資源有効利用促進法、廃棄物処理法、労働安全衛生法、大気汚染防止法、振動・騒音規制法、環境汚染防止法、フロン排出抑制法など、非常に多くの法律に囲まれている。法律はルールであり、知らないでは済まされない。例えば、会社の役員が刑事罰を受けると、収集運搬の許可が取り消される。講習を通して理解を深め、法律に沿って適切に作業を行うことが重要だ」と話した。
解体工事施工技術講習は、建設リサイクル法をはじめ、関連法令に的確に対応できる技術の確保を目的に実施。建設リサイクル法に規定された国土交通大臣登録講習で、CPDS認定講習でもある。
受講料は2万7500円(税込み)。開催地は日程順に東京、大阪、岡山、愛知、北海道、新潟、宮城、埼玉、秋田、静岡、福岡の11都市。東京は10月に2回目を開催。各会場とも定員になり次第締め切る。
全解工連では、12月7日に実施する「解体工事施工技士試験」の申し込みも受け付けている。締め切りは10月31日まで。
詳細と日程、申し込みは全解工連ホームページ(https://www.zenkaikouren.or.jp/)を参照。