大阪狭山市 狭山中学校改築基本計画策定に昭和設計

大阪

校舎によって運動場が分断されている

 大阪狭山市は、狭山中学校改築基本計画策定支援業務を昭和設計(大阪市北区)に委託した。既存の3階建ての校舎を解体し4階建てに建て替えるとともに、校舎によって二つに分断されている運動場を一つにつなげる。基本設計・実施設計を2026~27年度、工事を28~29年度に進める計画。工事は既存校舎の一部を供用しながら実施する。  業務では新しい校舎の規模や整備内容、設計と工事のスケジュール、概算事業費などについて検討し、基本計画を作成する。設計と工事の発注時期や発注方式も詰める。また校舎は南海高野線の線路に隣接しているため、施工時の制限などについても調査を行う。納期は26年9月30日。  改築する既存校舎の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約5000平方㍍。増築・改築が繰り返されており、最も古い部分は1960年の建設で老朽化が進んでいる。敷地面積は約1万3000平方㍍。所在地は狭山4ノ2272ノ2。  同中学校は増築や敷地の追加によって運動場が二つに別れており、各運動場が市内の他の学校に比べて狭いという課題がある。同事業で運動場を一つにつなげ、生徒が十分に運動できるスペースを確保する。