BASEGATE横浜関内 3月19日に開業へ
神奈川
有隣堂の文化発信拠 点(写真)など55店が入居する
三井不動産(東京都中央区)を代表企業とする8社は、横浜市旧市庁舎街区で建設中の「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」について、開業日を2026年3月19日に決めた。オフィステナントの一つとして学校法人関東学院(横浜市金沢区)の入居が決定。商業エリアでは55店がオープンする予定だ。
横浜市旧市庁舎街区活用事業では、関内駅前の旧横浜市庁舎行政棟を星野リゾート(長野県軽井沢町)がホテル「OMO7横浜」として保存・活用するとともに、33階建て・高さ約170㍍のタワー棟など総延べ床面積約12万8500平方㍍を整備する。
タワー棟12~33階のオフィスエリアでは、近隣に大学キャンパスを構える学校法人関東学院をはじめ多様な業種の法人が入居し、産官学連携を促進する。
11階にはオフィスロビーとしてラウンジやカフェ、コンビニエンスストアなどを整備する。また、シェアオフィスとコワーキングスペースが一体となった「(仮称)co―ba kannai/yokohama」も開設。スタートアップ企業やクリエイターが製品を紹介するショーケースを設け、入居者同士の交流を促す。
主に低層部にある商業エリアでは55店が入居する。関内エリアで創業し書店を展開する有隣堂(横浜市中区)は、旧市庁舎行政棟の地下1階~地上2階の延べ約1500平方㍍を活用。書店とコワーキングスペース、マルシェ、ギャラリー、ダイニングなどで構成する文化発信拠点を設置する。
横浜スタジアムにつながる歩行者デッキ付近には、34店の小型飲食店が連なる「スタジアム横バル街」がオープンする。各店舗がカウンター席や屋外テラス席、通路に面した席などを設け、客同士が気軽にコミュニケーションができる空間を目指す。
この他、ディー・エヌ・エー(東京都渋谷区)が運営する常設型のライブビューイングアリーナ「THE LIVE supported大和地所」やエデュテインメント(教育・娯楽)施設「ワンダリア横浜」などが入る。
事業者グループの構成員は、▽三井不動産▽鹿島▽京浜急行電鉄▽第一生命保険▽竹中工務店▽ディー・エヌ・エー▽東急▽星野リゾート―の8社。
設計・施工は鹿島横浜支店(横浜市西区)と竹中工務店横浜支店(横浜市西区)が担当。外構デザインはランドスケープ・プラス(東京都新宿区)、商環境デザインはDegins JP(東京都目黒区)が手掛ける。
建設地は横浜市港区港町1ノ1ノ1他の敷地面積約1万6500平方㍍。