中外医薬生産 100億円を投じて医薬品製造工場を新築
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新工場外観イメージ(提供/中外医薬生産)
【三重県伊賀市】中外医薬生産(伊賀市ゆめが丘7ノ5ノ5)は、OTC医薬品の製造工場を新築する。投資額は100億円で、8月1日に着工した。工場本体の完成は26年9月末、外構駐車場も含めた竣工は12月を予定しており、27年4月の供用開始を目指す。
所在地は伊賀市西明寺2833。同社の第1、第2工場から名阪国道を挟んで、第3工場として建設する。施設規模は鉄骨造3階建て延べ8009平方㍍で、敷地面積は9447平方㍍。
新工場では胃腸薬、解熱鎮痛剤、総合感冒薬などの固形製剤OTC医薬品を製造する。生産能力は、年20億錠を見込んでいる。
近年、健康維持のための予防意識向上などにより、薬局などで処方箋なく購入できる要指導医薬品と一般用医薬品であるOTC医薬品の需要が高まっている。それに伴い、既存の工場での生産数が限界を迎えたため、新工場を建設して供給体制を整える。
設計・施工はナカノフドー建設(東京都千代田区)が担当。