都 白金の「新たな教育スタイル」実施校 清水が100億で落札
東京
東京都は第4回都議会定例会への契約案付議を予定している工事3件の一般競争入札を9月25日に開札した。このうち建築関係で「新たな教育のスタイル」の実施校の新築を清水建設が100億5000万円、東京消防庁第十消防方面訓練場の新築を松井建設が27億4000万円で落札。土木関係の処理水圧送施設青海区間の改修は東亜建設工業が25億4860万2687円で落札した。
「新たな教育のスタイル」の実施校は港区白金2ノ4ノ1の都職員白金住宅跡地に整備。鉄筋コンクリート造5階建ての校舎棟と鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建ての体育館棟からなる総延べ床面積約1万5601平方㍍の施設を建てる。
入札には清水建設のみが応札。事後公表の予定価格は101億5393万円、調査基準価格は94億4315万4900円(設定率93%)で、落札率は98・9%だった。
東京消防庁第十消防方面訓練場は板橋区前野町5ノ50に鉄筋コンクリート造5階塔屋1階て延べ3443平方㍍の規模で新築する。今回が3度目の入札で、4社が参加申請して1社が辞退。応札した残る3社のうち、調査基準価格を下回った2社が調査票などを提出しなかったため、松井建設を落札者に決めた。
事後公表の予定価格は28億8678万円、調査基準価格は26億8400万3030円(設定率92・9%)。落札率は94・9%だった。
処理水圧送施設青海区間の改修は、江東区海の森1丁目~青海3丁目地先間の海底にある処理水圧送管745㍍の更新などが内容。今回が2度目の入札で、応札した3社のうち調査基準価格を下回った1社が調査票などを提出しなかったことから、2番札の東亜建設工業を落札者とした。
事前公表していた予定価格は27億7422万円、事後公表の調査基準価格は25億4860万1142円(設定率91・8%)。落札率は91・8%だった。