都財務局 設計等委託の積算内訳書 提出方法見直し
東京
東京都財務局は設計等委託の入札で積算内訳書の提出方法を見直す。電子調達システムへのデータ添付から金額の直接入力に改めて事務の効率化を図る。12月1日以降に公告などを行う案件から適用する。
設計等委託の入札はこれまで、電子調達システムの「入札書」の画面で参加者に入札金額を直接入力してもらう一方、提出を義務付けている積算内訳書については項目ごとの金額を記したPDFデータの添付を求めていた。ただ、画面上にはデータの記載内容が表示されないため、入札金額と積算内訳書の金額のチェックに手間を要していた。
そこで積算内訳書の金額も直接入力にして画面上で入札金額と比べられるようにする。入札金額と積算内訳の合計金額に相違があれば入札書を提出できないため、金額の誤りの抑 制や手続きにかかる時間の短縮につながるとみている。
業種別の積算内訳書の入力項目は次の通り。
▽建築設計(設備設計のうち分野を建築電気設備、建築通信設備、建築機械設備として発注するものを含む)=直接人件費、特別経費、技術料等経費、諸経費
▽土木設計(設備設計のうち分野を土木電気設備、土木通信設備、土木機械設備として発注するものを含む)=直接人件費、直接経費、その他原価、一般管理費等
▽測量=直接測量費、測量調査費、諸経費
▽地質調査=直接調査費、間接調査費、解析等調査業務費、諸経費