愛知県警察 稲沢警察署庁舎建築等設計 山下設計に

中部

現在の稲沢警察署

 愛知県警察本部は、「稲沢警察署庁舎建築等設計」の事業者を公募型プロポーザル方式で選定した結果、山下設計中部支社(名古屋市中区)と契約したことを9月26日付で公表した。公募には5者が参加。9月4日付で契約候補者として同社を特定し、11日に契約した。契約金額は3億2362万円(税込み)。履行期限は2027年1月29日まで。27年度以降の工事着手が見込まれる。  設計対象は、庁舎が鉄筋コンクリート造または鉄骨造で、階数は地上5階建て程度(提案による)。延べ面積4094平方㍍。付属舎は、車庫棟が鉄筋コンクリート造または鉄骨造平屋349平方㍍。自転車置場が鉄骨造平屋50平方㍍。仮事務所が鉄骨造平屋120平方㍍。  取壊しの設計対象は、旧庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1476平方㍍。旧別館が鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建て延べ432平方㍍。その他、旧公舎、旧自転車置場2棟、旧倉庫、仮事務所。  改修の設計対象は、旧庁舎が対象で、新庁舎建設期間中に執務を行うために必要となる間仕切りなど軽微な改修を行う。以上の新築・取り壊しの基本・実施設計および環境整備設計を行う。また、測量は、建設地の面積6606平方㍍の分筆測量を行う。  建設地は稲沢市朝府町45。  同署は1972年に竣工、築後50年以上が経過し老朽化の課題や、管轄の変更による狭あい化が進み、地元から建て替え要望が出されていた。