国土交通省が２０２４年度末現在でまとめた建設関連業登録業者数調査によると、高知県内に主な営業所がある測量業の登録業者数は91者で、前年度と同じだった。過去10年間で３者減少したものの、ここ数年は横ばい傾向となっている。全国的には減少傾向が続いており、03年度のピーク時から21年連続で減少している。 　高知県内の測量業登録業者数は、18年度の95者から、20年度には91者まで落ち込んだが、その後は横ばいが続く。全国の業者数は前年度比１・５％減の１万１１４０者で、ピーク時の03年度より24・５％減った。 03年度と比べると、資本金が５０００万円以上１億円未満の企業規模の大きい階層では増加しているが、１０００万円以上２０００万円未満の階層では36・１％減っている。都道府県別では34都道府県で前年度より業者数が減った。 　一方、建設コンサルタントの登録業者数は１者増の42者だった。測量業が四国で３番目の登録業者数なのに対し、建設コンサルタントの登録業者数は四国で一番多い。全体的には増加傾向で、10年間で６者増えた。全国的には前年度より２者減となっており、05年度のピーク以降、横ばいで推移している。 　地質調査業の登録業者数は前年度と同じ16者。この10年間で１者増となっている。全国的には前年度より９者減っており、05年度のピークからは横ばいで推移している。