中央建設 現場代理人が育休取得
岡山
左:総務の中山さん 右:育休に入る津神さん
中央建設(倉敷市)は、稼働中の国土交通省工事で現場代理人を務める男性社員の育児休暇取得に取り組む。
育休を取得するのは、岡山環状南道路藤田地区の盛土工事を担当する津神輝さん。8月に第一子が誕生したことを受け、16日間の休暇を取得する。津神さんは「奥さんを休ませつつ、しっかり育児に取り組みます」と意気込みを語る。
同社は法改正以前から男性の育休取得を促進しており、近年では5人以上の男性社員が取得している。不在時の対応としては、DXを活用して業務を簡素化し属人化を防ぐほか、他現場からの応援や現場運営の柔軟な見直しなどを実施する。総務担当者は「稼働中の国工事で現場代理人が育休を取得するのは全国的にも珍しい事例。現場側からも人に優しい環境づくりを進めたい。育児休暇中は子育てに専念してほしい」と話す。復帰後は子供見守りカメラを貸与し、スマホで随時確認できるようサポートする。