FACE 渡邊工業 渡邊裕介社長
静岡
「昭和スタイルを脱却し魅力ある会社に」昨年度100周 年を迎えた渡邊工業の社長に就任し1年が経過した。同社の新しいスローガンとして「いい夢、いい街、いいシゴト」を掲げ、これまで以上に地域社会に愛される企業を目指して社内改革を推進している。
同社の創業は大正13年で、会社には古い慣習も多いという。「地域の守り手としての役割はそのまま、社内DXや服装の自由化など良い物は積極的に取り入れていきたい」と前向き。社長自らが率先して制度を取り入れ社員に訴求している。「効果が見えにくいが、地道にちょっとずつ良くしていきたい」と話す。
今後の目標は完全ペーパーレス。連絡や経費精算書をはじめ、社内システムの開発を進めている。人材不足が課題の建設業界について「デジタル化による業務効率化と働きやすい環境整備が解決策のひとつなのでは」と将来を見据える。
裾野市出身・在住38歳。
(沼津支局=藤井泰誠)