松山市 新庁舎整備で近く地盤調査 東建ジオテックが担当

四国
【松山】松山市は、新庁舎整備に伴う地盤調査に近く着手する。整備に向けて建物本体を支える支持層と工学的基盤を確認するため調査する。ボーリング箇所は4カ所で、深さ55㍍が3カ所、深さ60㍍が1カ所。調査業務は東建ジオテック松山支店(松山市)が担当し、2026年2月4日までの履行期限で作業を進める。  新庁舎の整備について市は、PPP/PFI手法導入の評価結果(簡易診断)で「官民連携手法(設計・施工一括発注方式)の導入を前提として、今後詳細検討を行う」方針を打ち出しており、8月には設計、施工者を対象に調査・ヒアリングを行っている。これに基づき、今後事業手法の決定や公募条件などを整える考え。  新庁舎整備基本計画によると、新庁舎を本館敷地北側に建設し、別館、第3別館、第4別館と公営企業局庁舎を集約する。建て替えの規模については約2万平方㍍を見込んでいる。順調なら新庁舎(北棟)建設を第1期整備とし、25年度に事業手法調査などを実施。26年度から設計準備・設計、28年度から工事に着手し、30年度から新庁舎(北棟)での業務開始を目指す計画だ。