浜松市 動物園再整備へ魅力向上・財源確保

静岡

魅力向上に向けた取り組みを進める動物園

 浜松市は、動物園=写真=の魅力向上に向け、獣舎再整備などの事業を進めるための施策について、現状と課題などを報告した。市議会9月定例会で松下正行議員(公明党)の代表質問に中村浩一花みどり担当部長が回答した。  市は浜松いわた信用金庫・浜松市花みどり振興財団、浜松市動物園協会および同市の4者による「浜松市動物園の魅力向上に向けた連携に関する協定」を締結し、市動物園魅力向上推進協議会のアドバイザーに元旭山動物園長の小菅正夫氏を招くなど、動物園の魅力向上に向けた施策に力を入れている。  今後同市が獣舎などの施設改修・再整備などの施策を進めていく上で欠かせない資金調達の面について、(仮称)動物園応援基金の創設準備や、ネーミングライツ、クラウドファンディング、企業版ふるさと納税などによる民間資金の確保策などについて検討を進めていると報告した。  また、協議会を通じて動物園の魅力向上に関する方針や施策の検討、事業の企画・広報、イベントなどの実施および支援、情報交換、意見交換などを行っていく方針を示した。