静岡国道 管内橋梁など補修設計を八千代エンジに

静岡

蒲原町下りの補修を予定する新富士川橋

 国土交通省静岡国道事務所は、管理する国道の橋梁と道路構造物を補修するため、設計業務を八千代エンジニヤリング名古屋支店(名古屋市中区)に2026年10月30日までの納期で委託した。契約金額は3428万円(税抜き)。  今回の業務は、過年度に実施した法定点検の健全度のうち、早期に対策の必要があると診断された橋梁と道路構造物を補修するため、最新の技術基準に基づいて設計を行うもの。工事の際に必要な仮設工(足場)や施工計画についても検討する。  対象の橋梁は、▽天間沢橋・Aライン下り(国道139号、橋長87㍍、2径間非連続合成鈑桁橋、1982年供用開始)▽興津オフランプB下り(国道1号、橋長103㍍、単純鋼合成箱桁橋・単純PCポステン合成T桁橋2連、75年供用開始)▽新富士川橋蒲原町下り(国道1号、橋長731㍍、3径間連続鋼非合成箱桁橋4連、33年供用開始)-など8橋。主桁の亀裂や床版の剝離・鉄筋露出など、いずれも橋梁構造の安全性の観点から速やかに補修する必要のある損傷が見られる。  道路構造物は、阿幸地南横断歩道橋(国道139号、橋長28・1㍍、桁橋I桁、71年供用開始)の1施設。主桁や床版、地覆などが腐食しているため、速やかに補修する必要がある。  この他、藤枝バイパスでは、舗装調査(路面性状調査、FWD調査など)と修繕設計(修繕断面など工事内容の設定)も実施する。  対策工事は、26年度以降に予算が確保できた箇所から順次発注する見通し。