建築大工の仕事を知って! 横浜建築高等職業訓練校の訓練生が建前作業を披露
神奈川
訓練生が柱や梁などを組み、棟木を上げた
横浜建築高等職業訓練校の建前披露公開実習が9月27日、横浜市旭区の県立産業技術短期大学校西キャンパス実習場であった。
1~3年の訓練生17人が、木造建築で柱・梁・棟などを一気に組み上げる「建前(たてまえ)」の工程作業を、実寸大で公開。訓練生が実技実習の中で墨付け・加工してきたものを、1年生が土台と柱、2年生が2階床と柱、廻り階段、3年生が小屋組みを担当し、棟木を上げた(2階建て延べ45平方㍍相当の戸建て)。
組み上がった後、上棟式や餅まきも実施した。訓練校の岩崎秀雄校長は「訓練生による建前披露は、実習授業の一環で行っており、今回で10回目。多くの方に建築大工の仕事を知ってもらえれば」と話した。
横浜市の職員をはじめ、訓練生の家族や所属先事業所関係者、学校関係者ら約50人が、訓練生が作業する姿に感心し見入っていた。