横浜市 上瀬谷の新交通運営、EYが事業スキーム検討 

神奈川
 横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局は、旧上瀬谷通信施設地区の周辺に整備する新たな交通に関する事業スキームの検討業務をEY新日本有限責任監査法人(東京都千代田区)に委託した。公募型プロポーザル方式で特定し、4126万1000円で契約。バス運行とインフラの維持管理・運営それぞれの事業者公募に向けた手法を具体化する。履行期限は2026年3月6日。  市では、旧上瀬谷通信施設地区(旭区・瀬谷区)での公共交通機関での移動需要の拡大を見据え、「新たな交通」としてバス専用道を構築することにした。  瀬谷駅の近傍に地下駅の(仮称)瀬谷ターミナルを建設し、シールドトンネルを築造してバス専用道とし、地上に整備する(仮称)上瀬谷バスターミナルと結ぶ計画となっている。  バスターミナルや専用道などのインフラ整備は市が発注して、バス運行は民間に任せることを想定。  今回の委託業務で、バス運行とインフラの維持・管理業務について、民間事業者の公募に向けた手法や契約方法、事業スケジュールなどを具体化する。    バスターミナルや専用道の工事については27年度に発注し、国際園芸博覧会の開催後に施工を開始する予定。30年代前半の供用開始を目指す。