香川県 高松合同庁舎の移転工事を第3四半期

四国
 香川県は、「高松合同庁舎本館2棟建築工事」の公告を第3四半期中に実施する。9月議会定例会で新田耕造氏(自民党)の代表質問に対して、池田豊人知事が答えた。併せて、電気設備工事と機械設備工事をそれぞれ分離して公告する。  高松合同庁舎は耐震性などの課題があるため、高松市郷東町に移転新築する。香川県精神保健福祉センターなど全ての機能を移転する。工事期間は2026~27年度。規模は鉄筋コンクリート造6階建て延べ約5000平方㍍。  全ての階に多機能トイレを配置し、スロープやエレベーターを設けてバリアフリー化を図る。5階にはテラス、屋上には太陽光発電設備を設置。断熱性の高い服装ガラスや省エネ型の高効率空調設備を取り入れる。玄関アプローチや天井、壁などには県産ヒノキ材を利用する。  この他、ZEB Readyの導入を目標に検討を進めている。建物の高断熱化と高効率な省エネルギー設備を備えることで50%以上の省エネ実現を目指す。