滋賀県栗東市 全工事を週休2日の達成100%指定型で

大阪
 2024年度から達成100%指定型と達成100%トライ型の二つの方式で発注者指定の週休2日を導入していた滋賀県栗東市は、10月1日から達成100%指定型のみの週休2日制の導入に踏み切った。原則として市の発注する全ての工事を対象とする。  実施方法としては、工事着手前に受注者が休暇日を明示した工事工程表を作成した上で、監督員と工程を協議し、土曜日と日曜日(または特定した2曜日)を休暇日とする週休2日が実施できることを確認する。確認できない場合は、工事工程表を再提出、再協議により確認。また、工事工程表にあわせて週休2日の実施が可能か否かの観点で工事施工体制についても受発注者で確認。対象外となる作業が事前に確認できるものは事前に協議する。  また、施工計画書に記載した工事工程表などが週休2日の取り組みを前提としていないなど明らかに受注者側に週休2日に取り組む姿勢が見られず、発注者からの再三の指示に対しても従う意思が見られなかった場合は、内容に応じて工事成績を減ずる措置を行う。週休2日の達成状況を確認後、現場閉所率が28・5%に満たないものは、達成状況に応じて、請負代金額のうち週休2日の取得に要する費用の補正分を減額変更する。  対象外とできるのは▽対象期間が2カ月未満の工事▽通年維持工事(単価契約)や緊急対応を要する工事▽災害復旧工事などの早期の完成が望まれる工事▽非出水期の工事や学校の夏休み期間中での工事など、施工時間の制約が厳しい工事▽発注者が週休2日制工事に適さないと判断した工事(現地作業が1週間に満たない工事や随意契約方式により契約した工事など)―としている。