東かがわ市 白鳥温泉再整備へ民間事業者公募開始
四国
【東かがわ】東かがわ市は、2023年3月 に閉館した白鳥温泉の再整備事業について、温浴施設の運営と既存施設の解体工事を行う民間事業者の公募を開始した。参加申込書などの必要書類の提出は10月17日まで受け付ける。提案書の受付期間は10月27~30日まで。11月5日のプレゼンテーション審査を経て11月上旬にも優先交渉権者を選定し、市議会12月定例会の議決をもって契約を締結する。
譲渡条件は3年以内に提案内容に沿った温浴施設を開業し、営業期間を10年間継続すること。解体する既存建物は無償譲渡とし、解体費用は3億3000万円(税込み)を上限に市が負担する。土地は10年以上30年以内の無償貸付となる。応募条件は温泉の実施主体となる法人または法人のグループ。
白鳥温泉は施設の老朽化のため23年3月末で閉館。その後は利用されていなかった。市は23年度にサウンディング調査を実施したが、具体的な方策が立たず、解体設計に着手していた。調査の中で、施設の一部か全体を解体した上での営業は可能との意見があったため、今回の公募に踏み切った。
既存施設は3棟で構成。規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ2595平方㍍。クラブハウス棟は鉄筋コンクリート造平屋30平方㍍。源泉設備は3カ所。その他、駐車場(約100台)、テニスコート、ゲートボール場なども併設している。敷地面積は約2万平方㍍。所在地は入野山465他。