現場に残るアナログな書類作成業務の工数削減に SynQ Remoteが新機能リリース

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AI議事録・報告書作成機能を公開

 クアンド(北九州市八幡東区)は、遠隔コミュニケーションツール「SynQ Remote(シンクリモート)」について、現場での会話や写真を自動で整理し、議事録・報告書を作成する新機能「AI議事録・報告書作成機能」を公開した。  建設・インフラの現場では、作業後に数時間を要する「報告書作成業務」が、働き手にとって大きな負担となってきた。特に滋賀県の建設会社の社長は、「客先が足を運べない現場に代わって出向き、写真を撮影して報告している。将来的に“自動で報告書が作れる”ようになれば、大きな負担軽減になる」といったアンケートの声もあった。こうした課題を解決する新機能は、この「見えにくい作業」を削減し、現場の人々が本来の業務に専念できる環境を実現するという。  新機能は、現場での会話や共有情報追加の設定・操作をしなくても、自動的に文字起こし・要約し、報告項目別に情報を整理する仕組み。従来、作業終了後に数時間かけて行っていた「振り返り」や「記録整理」を、現場にいながら完結させることが特長。さらに、録画した通話内容は自動で報告書形式に変換する。各社のフォーマットに応じて項目のカスタマイズが可能で、議事録データからワンクリックで報告書が作成できる。