高知県 須崎港脱炭素化計画を策定

四国
 高知県は須崎港の脱炭素化に向けて、「須崎港港湾脱炭素化推進計画」を策定した。 同計画では、二酸化炭素(CO2)排出量の削減目標を2013年度の約360万㌧から27年度までの短期目標で15%減(約304㌧)、30年度までの中期目標で16%減(301㌧)、50年にゼロとした。次世代エネルギーとなる水素・燃料アンモニアの需要・供給目標は、全て水素に置き換えると約14万㌧(約200万立方㍍)、アンモニアでは約92万㌧(約135万立方㍍)としている。  県内の重要港湾の中でCO2排出量が最も多い須崎港について、大量で安定的かつ安価に輸入できる水素・燃料アンモニアを貯蔵できる環境を整え、官民連携でカーボンニュートラルポート(CNP)を目指す。ハード面では、将来的に水素・燃料アンモニアの供給ステーションやタンクの建設や電力供給設備の工事を想定。その他、道路照明灯のLED化、工場や事務所への太陽光発電の導入を進めている他、工場設備の使用化石燃料をリサイクル燃料に代替えすることなども計画している。計画期間は50年まで。