台風15号 砂防施設が効果

静岡
 9月5日に静岡県に接近した台風15号で、県内では土石流など1件、がけ崩れ19件の合計20件の土砂災害が発生し、3戸の住宅が半壊、3戸の住宅が一部損壊の被害を受けた。土砂災害20件のうち5件は、急傾斜の擁壁などを整備していたことで崩壊土砂や倒木を捕捉するなど被害を減らし、人的被害を防いだ。静岡県がまとめた。  土石流などは、伊豆市内で1件発生した。がけ崩れは、伊東市で5件、菊川市で3件、静岡市と下田市、掛川市で各2件、熱海市と焼津市、島田市、吉田町、袋井市で各1件発生した。  県砂防課は「引き続き市町と連携し、対策施設の整備と早めの避難を促すソフト対策を推進し、安全で安心な地域づくりを図る」としている。