青梅市 文化ホール整備の概算費142億に
東京
青梅市は、文化ホール施設の設計・建設費、建設地の既存施設解体費などを合わせた整備事業費を約142億円(税込み)とすることを盛り込んだ「東青梅1丁目地内諸事業用地等整備基本計画」の原案を市議会特別委員会に説明した。事業費の内訳は文化ホール施設建設費が100億6250万円、設計・監理費が9億9280万円、既存施設解体費が12億5354万円(いずれも税抜き)など。
特別委員会では、8~9月に実施した市民ワークショップで寄せられた主な意見なども紹介した。2025年度内に整備基本計画の策定を目指す。整備事業費には、建設用地南側の階段整備などとして4億6704万円、南西側傾斜地の補強工事として1億2940万円も含まれる。
文化ホール施設の建設費は、建設費高騰が続くことを想定したもので、1平方㍍当たりの単価は115万円(税抜き)。建設地には福祉センター、健康センター、旧教育センターの既存施設があり、解体と簡易整地を行う。
文化ホール施設は、健康センターなどの市有地と旧日本ケミコン工場跡地を合わせた敷地約2㌶の一部に、文化芸術活動の拠点となるホール、練習室、多目的屋外スペースを備えた施設を整備する。
延べ床面積は8750平方㍍で、ホールはメインホールが2680平方㍍、サブホールが900平方㍍を想定。メインホールは600席程度の移動観覧席による平土間型ホール、サブホールが300席程度の固定席による段床型ホールを検討する。建設地は東青梅1ノ177ノ3他。
設計と施工を分離する従来方式を採用した場合の事業スケジュールは、25年度末に設計者選定着手、26~29年度に基本・実施設計、29年度に施工者選定、30~32年度に施工を予定する。
整備基本計画策定支援業務はシアターワークショップ(渋谷区)が担当。